コラム
コロナ後遺症に対するビタミン補給の効果
2023年03月08日 コラム
新型コロナの感染患者さんが減少傾向にあり、生活も少しずつ以前の生活に戻りつつあります。
その中でも後遺症の患者さんはいまだ大変なおもいをされている方が多いです。後遺症に関しては世界中での研究がされていますが、様々な推測や可能性が示唆されてきてはいますが、決定的な治療の指標は示されていません。
しかし、最近になって後遺症の患者さんにビタミンDなどの不足を認める患者さんが多いことがわかってきています。通常ビタミンD(正確には活性型ビタミンD)は骨粗鬆症や骨代謝に係る疾患で減少したり異常増加することがあります。このビタミン不足が後遺症症状に影響を与えている可能性があります。病院ではビタミンDの検査は骨粗鬆症などの病名がついた方にしか行われませんので減少しているか否かの確認は難しいこともありますが、サプリなどでも販売されており信頼できるサプリメントなどで補充していくのも症状を緩和させる方法の一つかと考えます。また、ビタミンDは日照暴露と関係がありますので、体調のいい日には散歩をしていただくなど軽い日光浴なども有効かと考えます。
ビタミンDと免疫は以前よりいわれておりましたが、ここにきて後遺症などとも関連があることが考えられています。今後も信頼できる研究結果などが出るようでしたらコラムでもご報告させていただきます。