札幌市清田区平岡の「つかはら内科クリニック」。一般内科・老年内科・漢方治療に対応

コラム

コロナ感染症の後遺症とかんがえられている状態

2021年02月02日 コラム

こんにちは


全国的なコロナ感染者は少しですが、落ち着いてきている状態でしょうか。ワクチン接種の具体的な優先順位もほぼ決定してきている様子です。

そんな中、新型コロナウイルス感染症の回復後様々な症状が残存するかたがいらっしゃるようです。『後遺症』といってよいか否かは判断に迷いますが、困っている方がいらっしゃることは事実です。

新型コロナウイルス感染症はご存じの通り、強い感染症状がありその感染症状を抑えるため体の免疫機構が限界まで仕事をします(免疫機構の暴走状態が新型コロナウイルスの呼吸不全の原因となることもあります)。その後ウイルス増殖を抑え込んだとしても肉体的なエネルギーは回復するために時間がかかります。これが長く続く倦怠感や微熱状態などの原因の一つであると考えられています。よって、肉体が回復するために手助けをしてあげるというのがコロナ感染後の不快な症状を早く取り除く方法であると思われます。可能であれば、リラックスの時間を増やす、仕事量を見直す、アルコールや食べすぎを避けるなど生活の見直しも一つの方法であると思います。薬で考えると、漢方薬などもお役にたてる部分が出てくるかもしれません。