札幌市清田区平岡の「つかはら内科クリニック」。一般内科・老年内科・漢方治療に対応

コラム

新型コロナ感染後遺症

2021年12月10日 コラム

こんにちは


新型コロナ感染症は現在、日本では落ち着いているようですが、オミクロン株などの出現もあり本邦でも気が抜けない状況です。
そんな中、10月に(やっと)後遺症の定義がWHOより発表されました。これまでも『後遺症』はあると周知されていましたが、世界的な機関が初めて定義を発表したことになります。以下定義です。

SARS-CoV2感染の可能性が高い、または確定した既往歴のある人が、COVID19の発症から通常3か月後に、少なくとも2か月間持続する症状を持ち、他の診断では説明できない場合に生じる。一般的な症状としては、疲労感、息切れ、認知機能障害などがあるが、その他の症状もあり、一般的には日常生活に影響を及ぼす。

症状はCOVID19の急性エピソードから回復した後に新たに発症することもあれば、初期の状態から持続することもある。また症状は時間とともに変動したり、再発することもある。小児については別の定義が適応される場合がある。


感染後3か月という比較的狭い定義となっていますが、それほど長い期間継続している方が多いということでしょうか。
病態に関しても様々報告されていますが、すべての症状を説明できるような病態は解明されておりません。治療に関してはいわずもがなです。
当院に来ていただいた方には血液検査などの検査を行い、疑わしき方には漢方などを処方させていただいております。お困りの方はご相談ください。