札幌市清田区平岡の「つかはら内科クリニック」。一般内科・老年内科・漢方治療に対応

コラム

漢方について

2020年11月04日 コラム

こんにちは

つかはら内科クリニックの塚原です。
10月に開院させていただきました。このコラムでは普段診療室でお話させていただいていることなど様々な情報をお届けできればと考えています。

当院は内科のほかに漢方治療にも力を入れています。現在は薬局などでも手に入りやすくなった漢方薬ですが、体に合わないと思った以上の効果が出ないこともあり注意が必要です。
今回は漢方薬の中で最も有名といってもよい『葛根湯』につきお話しします。
『葛根湯』は昔の小噺にでてくる『葛根湯医(小噺の中ではどんな病気にも葛根湯を処方する医者を揶揄する名称として使われています)』でも有名ですが、この小噺の医者が果たしてヤブといわれる医者なのか葛根湯を勉強するとわからなくなります。というのは、漢方はほとんどがその方にあった『証』と言われるものを指標にして処方されます。なので『証』が合えば葛根湯は腹痛や頭痛、もちろん風邪にも使用されます。『証』の判断は難しいのですが葛根湯の場合は『体力が比較的ある方 首筋や肩の凝り 汗がでない 悪寒』などが『証』を判断する上で重要になります。つまりキーワードといってもよいかと思います。薬局などで葛根湯をお求めの場合はこのキーワードを思い出してみてください。
もちろん、当院に受診いただければ風邪症状だけでなく様々なご相談をさせていていただきます。